子どもの学校で猩紅熱が流行。長女も感染してしまいました。

先月(3月)のことですが、長女のアイが朝に急に「頭が少し痛い」と言って、朝からあまり元気がありませんでした。聞けば、喉も痛いとのこと。
風邪かな?扁桃腺かな?
・・・と思い、朝の様子では、学校をお休みすることになるかなと思いつつ、とりあえず様子をみることにしました。

次女メイと遊んだり、じゃれたりするときは元気になるので、あれ?大丈夫なんじゃない?学校いけるかな?という、どちらともはっきりしない様子でしたが、やはり時々ゴロンと寝転がったり、「フラフラする」「元気が出ない」と言い続けるので、今日は家で休ませることにして、学校に欠席の連絡をしました。

そのうちに、熱が上がってきたらしく、頬もピンク色になり、少し額に触っただけで「あ、熱があるな」とわかるくらいに。
頭痛・熱の症状の他に、喉が痛いというのですが、その喉の痛みがいつもの風邪よりも強い様子でした。

なんとなく喉が痛いというわりに、くしゃみも咳も、鼻水もないので、これはちょっと風邪とは違うかも・・・?という予感がしました。

ぐったりしているとか、非常に具合が悪いというわけでもないので、とりあえずベッドに横にならせて、安静にしていました。
そのうちに、アイは眠ってしまったので、またしばらく様子をみることに。

(日本だと、たぶん熱がある時点で病院に連れて行っていましたが、ここはイギリスなので、そういうわけにもいかないのです。)

アイが眠りから覚めると、今度は体がかゆいと言いました。よく見ると顔に少しと、体(胸やお腹あたり)にピンク色の湿疹(じんましんみたいな)が出ていました。

わぁぁ~!?なんだこれは!!
さすがに、ちょっと不安になり、風邪ではないかもしれないという気持ちから、近所の薬局へ相談することにしました。

イギリスでは、専門医(例えば、内科・小児科とか、眼科とか、皮膚科とか、そういう分野別のお医者さん)へ直接予約を取ることができません。まずは自分たちが登録しているGPに予約をとって、GPもしくはナースに体調を相談し、対応してもらいます。
普通はそこでお薬をもらったり、処置してもらって、終了。

もしまだ専門医に会う必要があれば、その時に紹介のレターを書いてもらい、帰宅してからオンラインか電話で専門医の診察の予約を取るシステムになっています。場合によっては、その専門医に会うまでに、数週間かかることもよくある話です。あ、でも子どもや乳幼児の場合は比較的早いです。緊急性があるものに関しては、当日に予約を取ってもらえることもあります。(この体験談は、またいつかの記事で。)

そういうわけで、今誰か専門的な知識を持った人に相談したい、という時に、イギリスでは薬局の薬剤師さんに相談したりします。
(薬局にはちゃんと、カウンセリングルームなども薬局に用意してあります。普通は窓口対応ですが、患部も見てもらいたい場合やプライバシーが欲しい場合は利用可能)
私が今回GP予約ではなく、まず薬剤師に相談したのも、上記の理由からでした。
※我が家の場合は緊急性は無いと判断したため、まずはこのような対応になりましたが、緊急性がある場合には、すぐにGPもしくはA&Eにご相談くださいね。

薬剤師さんからのアドバイスは、熱とマイルドな湿疹、喉の痛みなので、カルポール(Calpol、発音はカウポーに近い)を飲ませて、様子を見てくださいとのことでした。
「湿疹のかゆみがあるのですが、何かお薬はありますか?家に、以前viral infectionの時に買ったピリトン(Piriton)があるのですが、飲ませても大丈夫でしょうか?」との質問には、「家にピリトンがあるのなら、飲ませてもかまいません。カルポールと同時に飲ませても問題ありません。」とのことでした。
ちなみにのどの痛みに対応するお薬は、年齢的におすすめできないとのことで、購入せず。

そして、「明日になっても症状があるのであれば、朝からGPへ予約を取ってください。」と言われて、薬局を後にしました。


その夜には、湿疹はもうだいぶ減って、かゆみがあるものの、赤みはかなり減った状態になりました。しかし、熱が上がってきてしまい、39度台に・・・。
カルポールとピリトンを飲ませると、すぐに寝てくれて、夜中には熱が少し下がっていました。
心配で夜中様子を見ていましたが、無事に一晩ぐっすり寝てくれました。

次の日は、朝からGPへ予約を取るために電話しました。

子どもの名前と生年月日を伝えて、まずは折り返しナースからの電話を待ちました。
ナースから電話がかかってきたら、症状を伝えました。(熱、強いのどの痛み、湿疹、頭痛、この日は、下を向くと首の後ろのうなじのところが痛いという症状が増えていました。)

ナースが「小学校どこ?」と聞くので、「〇〇小学校です。」と答えると、

「あー!やっぱりね!Year R (レセプション学年)でしょう?うん、これはね、スカーレットフィーバーよ。今日で、電話してきたのあなたで3人目よ。」
どうやら、うちの学校の、子どもの学年で、スカーレットフィーバー(scarlet fever :猩紅熱)が流行っているとのことでした。

それで、「今日、GPに来て診察はしてもらうけれど、間違いないと思うわよ。」とのことで、予約を取っていただき、予約の時間に医者に診察してもらったら、診断の結果はやはり、猩紅熱でした。(学校はもちろん欠席)

猩紅熱の主な症状に、湿疹・強いのどの痛み・熱があるそうです。
すぐに抗生物質を処方していただき、この日から10日間飲ませることになりました。

抗生物質はペニシリン系のもので、すごいピンク色のイチゴみたいな匂いのするお薬でした。まあ、なんというか海外の子ども用のお薬にありがちな感じです。
うちの娘は、色と匂いにドン引きして、30分くらいは大泣きして飲んでくれませんでした~。

何とか説得して、やっと飲ませたものの、これから1日4回10日間も飲ませるのか…と思うと、めげそうになりました。

超絶ピンクのお薬のおかげで、症状はその日のうちに、かなり改善して、夕方には、湿疹もほぼなくなり、元気になった長女。
(喉はしばらく痛かったみたいですが)
ラッキーなことに次の日から週末だったので、無理をしないように土・日と家でゆっくり過ごして、体調を整えることができました。

月曜日からは学校へ登校許可も出たので、薬を持参ですが無事に学校へ行き、元気に一日過ごしてくることができました。

ところでこの抗生物質は、飲むタイミングがなかなか厳しく、食前の最低1時間に飲むこと、食後2時間はあけてから飲むことというものでした。
例えば7時に朝食を食べたら、2時間あけてから9時にお薬、ランチが12時だとすると、今度は11時までにお薬を飲んで、ランチの後は2時間あけなければいけない…というような流れを、朝食・ランチ・おやつ(子どもがおやつを抜くと愚図るので、これ大切!)・夕食・寝る前のお薬と、タイミングをしっかり決めて、スケジュール通りに10日間過ごさなければいけなくて、なかなか大変でした。

(10日経つころには、この薬の味にも慣れてくれた長女でした・・・)

長女が10日間抗生物質を飲んでいる間も、同じクラスや隣のクラスの生徒、そしてその兄弟から他の学年まで広がっていて、なかなかの流行を見せた猩紅熱。 どうやら、うちの学校だけではなくて、隣の地域の学校でも流行っていたようです。
そして、数年前にも一度流行したらしいのでした。

昔は恐ろしい病気だったということで、義母もうちの両親も、名前を聞いたときはすごくショックだったようですが、現在は、良いお薬ができたので、もう怖い病気ではなくなったのだとか。(ほっ・・・)、それでも病気の流行は嫌ですね。

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RiS (リス)

在英9年目の兼業主婦です。イギリス人の夫と共に、イギリス南部で2人の女の子育児奮闘中です。仕事は日本語教師、ライターなどをしています。 イギリス情報、日本語教育情報、バイリンガル育児関係や、趣味のモノづくりなどについて書いています。ブログ&SNSへ気軽にコメント等残していただけると嬉しいです。

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